現役の俳優が、日ごろの現場とは異なる場で、自分の表現を見つめなおし、技術の向上や深化、幅を広げるためのリフレッシュの機会を持つことを目的に、新国立劇場演劇研修所と芸団協で開催してきたリフレッシュコースも、４回目を迎えます。
これまでの3回は、「俳優の身体をみつめる」をテーマにしてきましたが、今回は、「Character Development役づくりのプロセス」をテーマに取り組みます。これまでどおり、声と身体のつながりにかかわるエクササイズや、俳優の身体ケアのための視点とノウハウ、また、俳優として日常的にどのようなことに関心を向けていくとよいのか、現役のプロデューサー、演劇に詳しいジャーナリストたちとプロの俳優ならではのテーマをめぐって話し合う機会（サロン）も組み込んだ集中コースです。
　参加者は、舞台俳優として５・６年の経験のあることが前提となっています。これまでのコースでは、参加者同士が共通点や相違点をみつけながら、相互に刺激を与えあい、高めあっていく関係がつくられてきました。今のスキルを更にアップさせ、自分自身の可能性を再発見する場として、ぜひ、ご活用ください。