ジャンル・講師紹介

◆ジャンル紹介

「キッズ伝統芸能体験」では、伝統芸能の専門家団体の協力を得て、 4つのジャンルで、8種の芸能を学べます。

[1] 能楽 ・・・ ①謡・仕舞 ②狂言
[2] 長唄 ・・・ ③三味線 ④篠笛 ⑤小鼓・太鼓
[3] 三曲 ・・・ ⑥箏曲(おこと) ⑦尺八
[4] 日本舞踊 ・・・ ⑧日本舞踊


[1]能楽(のうがく)

  室町時代から650年続く、日本を代表する芸能です。 ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。 能(のう)と狂言(きょうげん)を合わせて「能楽」と呼ばれています。

 

 ①謡・仕舞(うたい・しまい)

utai能の中の謡(うたい)と舞(まい)の両方を学びます。
謡はお腹の中から力強く謡うのがとても気持ち良く、 背筋を伸ばすのも気持ちいいと子ども達から好評です。

 

shimai舞は、踊りの振り(ふり)とは異なり、多くは意味を持たない動きですが、 静かに優雅に舞うところが魅力です。

 

②狂言(きょうげん)

kyogen狂言は、笑いを中心としたセリフ劇です。 長いセリフを覚えるのが大変ですが、舞台では大きな声で、 身体いっぱいに演じることがとても楽しい芸能です。 ひとつの演目を2名から3名で演じるため、チームワークも大切になります。    

 

[2]長唄(ながうた)

長唄は、歌舞伎(かぶき)とともに発展した三味線音楽です。 多くの場合、曲を彩る囃子(はやし)と一緒に演奏されます。 華やかさ、力強さ、賑やかさを特徴としていて、現代でも親しみやすい音楽です。

 

③三味線(しゃみせん)

shamisen独特のビィ~ンという音色が、何ともいえない魅力です。 長唄の三味線は、「細棹(ほそざお)」という小ぶりの三味線を使います。 軽やかで艶のある音を奏でます。 三味線は構えるだけでも大変ですが、毎年、 子ども達はその音色に夢中になって挑戦しています。

 

   ④囃子[篠笛](はやし[しのぶえ])

shinobue篠笛は祭りなどでも良く見かけますが、長唄の音楽の中では、 柔らかく空に響き渡るような音色が美しい楽器です。 音を出すのは大人でも難しいのですが、子ども達は、 比較的音の出しやすい稽古用篠笛で、 少しでもいい音を出そうと自宅練習も欠かしません。

 

    ⑤囃子[小鼓・太鼓](はやし[こつづみ・たいこ])

kotudumi賑やかでリズミカルなパーカッションです。 小鼓は、調べ緒という朱色の紐を握ったり緩めたりして音色を変えます。 太鼓は座面において撥(バチ)を振り下ろします。 特徴はなんといっても掛け声。 お稽古場はいつも子ども達の大きな声に包まれます。

 

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[3]三曲(さんきょく)

三曲とは、「箏曲(そうきょく)」というお箏(こと)の音楽と、「地歌(じうた)」という三味線の音楽と、 尺八(しゃくはち)の音楽、これらの三つの総称です。 三つは一緒に演奏されたり、互いに音楽的な影響があるため、三曲として総合的に呼ばれています。 「キッズ伝統芸能体験」では、そのうち、箏曲(おこと)と尺八を学べます。

 

⑥箏曲(そうきょく)

kotoよく街中のスピーカーから聞こえるお箏ですが、実際の音色は全く違います。 180㎝ほどある大きな木の箱で音を共鳴させて、澄んだ優雅な音色を響かせます。 箏爪(ことづめ)をつける右手だけでなく、何もつけない左手も使って、 様々な技法で曲を創り上げることが、子ども達にとってはたまらない魅力のようです。

 

  ⑦尺八(しゃくはち)

shakuhachi竹をくり貫いて5つ穴を開けただけのシンプルな構造ですが、 様々な音を描写できる驚くべき楽器です。 まるで、風の中にいるような気持ち良い音色を奏でます。 シンプルなだけに、音を出すのは一苦労。 子ども達は比較的音の出しやすい稽古用尺八を使って、息切れになりながらも、 先生の音色を追いかけます。

 

 


[4]日本舞踊(にほんぶよう)

日本の長い歴史の中で生み出された様々な「踊り」を取り入れて舞台芸術の形にしたのが日本舞踊です。 「キッズ伝統芸能体験」では、特に歌舞伎(かぶき)から発展した日本舞踊を学びます。 上述した「長唄」の三味線音楽に合わせて、様々なストーリーを踊ります。

 

⑧日本舞踊

nihonbuyo1日本舞踊の楽しさは、何と言っても、物語の役になりきって、振りを踊ることでしょう。 発表会では長唄の生演奏があり、踊りの楽しさを一層引き立てます。 お稽古の中で大切にされているのは、美しさ。踊りはもちろんのこと、 お稽古の初めと終わりにするご挨拶も、美しくあるよう丁寧に指導されます。

 

  nihonbuyo2また、日本舞踊のお稽古は、必ず浴衣を着ます。 子ども達は、自分で浴衣を着付け、帯を締められるようになります。 キッズを卒業した後は、夏祭りは自分で浴衣を着ていくと、みんな得意げです。

 

 


◆講師紹介

公益社団法人能楽協会、公益社団法人日本三曲協会、公益社団法人日本舞踊協会、一般社団法人長唄協会から選ばれた、総勢約90名の実演家が各コースの講師として登録され、毎回 ローテーションで指導に当たります。

異なるジャンルの実演家がこのような形でまとまり、子供たちに対してお稽古を行うことは他に例がありません。  3月の発表会では、子供たちの発表に加えて、講師がプロ実演を披露します。「キッズ伝統芸能体験」というプログラムの下、学んできたジャンルだけでなく、他の分野の魅力にも思いを馳せ、伝統芸能の豊かさを実感いただけることでしょう。

平成29年度 講師紹介はこちら ※禁無断転載

平成28年度 講師紹介はこちら ※禁無断転載