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子供たちの真剣な眼差し ~三味線

2019.11.22 トピック

三味線コースでは小1から高3まで、
全部で86人の子供たちが稽古しています。

中高生のユースクラスは、
見た目はほとんど大人。
バチを持つ姿勢も安定していて、
楽譜に目を落としつつ
正面をしっかりと見て演奏できています。

大人と同じ三味線を使う低学年の子供たち。
三味線がとても大きく見えます。
勘所(かんどころ)の位置が不安で、つい左手を見てしまったり
右膝に置いた胴のほうに、身体も傾きがち。
それでも一所懸命に先生の言葉に集中しています。

低学年の発表曲、
「かえるのうた」「こきりこ節」「通りゃんせ」「ほたるこい」は
古くからの「日本のうた」です。
上級生は「供奴」「元禄風花見踊」「五郎」といった長唄らしい選曲です。

今年は、2クラス合同の「京鹿子娘道成寺〈キッズ版〉」も復活します。

どの曲も比較的かんたんな奏法をくり返したり、
三味線らしい響きを取り入れたりして
長唄のエッセンスに触れられるよう、
先生方がアレンジを工夫してくださいました。

唄と三味線にお囃子も加わって、初めて長唄が完成。
発表会では、三味線の先生だけでなく大勢の唄や囃子の先生方が
蔭になり日向になり助演して、舞台を盛り上げます。
先生と子供たちのチームワークにご注目ください。(G)

*フォトグラファー・武藤奈緒美さんによる写真を
アルバムでお楽しみください。