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コース紹介「篠笛」 ~先生から動画メッセージをいただきました!

2019.05.22 コラム

今年度、お稽古への参加をお考えのみなさんに向けて、各コースをご紹介していくシリーズ。
今回は、「篠笛(しのぶえ)」コースです。

古くから日本人は、形や素材にこだわらず、息を吹き込んで音を出すモノを「笛(ふえ)」と呼んできました。口笛、指笛、草笛、鳥笛、水笛、ピロピロ笛、汽笛…。数ある笛のなかで、「笛」や「竹笛」といわれ、いちばん親しまれてきた楽器が篠笛です。

暮らしのなかで身近にあった「竹」。細い篠竹のひと節を切り取って、そっと息を吹き込む。感情や心の揺らめきが、そのまま音となって立ち上がります。素朴で柔らかい響きは、目に見えない鬼神の心をも揺り動かした。そんな伝説もたくさん残ります。

お祭りのイメージの「ピーヒャラピーヒャラ」は篠笛の代名詞。多くの人に愛されてきた篠笛は、歌舞伎でも大切な役割を担っています。悲劇的なシーンから、のどかな田園風景に至るまで、透明感に満ちた潤いのある篠笛が加わるだけで、その雰囲気は一変します。

構造がシンプルなだけに、音を出すのはそう容易ではありません。簡単なものほど、奥が深い! だからこそ、自分だけの篠笛で、自分だけの音が出せたときの嬉しさは最高! 今までの参加者たちから寄せられた感想のトップです。

ぜひ、「篠笛」のお稽古を体験してみませんか。
☆篠笛講師の鳳聲千晴先生から動画メッセージをいただきました!

写真撮影:武藤奈緒美