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東村山市立中央公民館でのお稽古はじめ<三味線>

2022.12.16 レポート

冷たく澄んだ朝の空気が心地よい 11月13日、三味線[東村山]コースのお稽古が始まりました。
会場は、東村山駅から歩いてすぐの 東村山市立中央公民館朝から多くの人々が集う活気に満ちた公民館です。

まずは、バチあわせ。手の大きさにあわせて、自分の手にあったサイズのバチをもらいます。
こわれやすく、すぐに欠けてしまうので、演奏するとき以外は “バチさや” をかぶせて丁寧に扱いましょう。
指かけやひざゴムなどカラフルなお道具は、自分の好きな色を選びます。
 

伝統芸能とは、わたしたちの祖先が長い時間をかけて育んできた芸能で、その間にたくさんのルールが考えられてきました。
「 “礼に始まり礼に終わる” と言うように、いちばん大切なルールは礼儀です。心を込めてごあいさつをしましょう」と先生から教わります。
座布団からおりて、先生やクラスのみんなに「よろしくお願いいたします」。
 

いよいよ音を出してみます。
「三味線は “三つの味がでる線” と書き、この三本の糸だけでいくつもの音を出して美しい曲を演奏します」と先生。
いちばん手前の太い糸から、一の糸、二の糸、三の糸、と呼びます。
右の手首をきちんと曲げて三味線の胴を押さえておけば、左手を離しても楽器が動くことはありません。余計な力を使わずに、バランスをとることが大切です。
リズムもつけてみると、なんだか緊張もほぐれて、楽しくなってきたみたい。
 

「あ、みんな、足は大丈夫? 少し休憩しましょう(笑)」「いててて・・・・・・」
お稽古場では、もうひとつ、馴染まなければいけない難題に “正座” があります。

椅子の文化に慣れている皆さんは、長時間の正座に苦戦されていることでしょう。
 

おうちで一日10分でも良いので練習してみてください。少しずつ慣れていきますから。
背筋がのびた美しい姿勢になると、きっと心ものびやかに演奏が決まると思います。