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和光大学ポプリホール鶴川でのお稽古はじめ<囃子[篠笛]>

2022.11.17 レポート

ようやく秋の訪れを肌で感じられるようになった11月4日。
和光大学ポプリホール鶴川で、篠笛[町田]コースのお稽古が始まりました。
お稽古会場は、駅からすぐ。本格的なホールを備えながらも“身近なコミュニティのステーション”として、誰もが気軽に交流できる施設です。

お稽古のはじまりと終わりには、先生と向き合ってごあいさつ。
その日のお当番に続いて「よろしくお願いいたします」「ありがとうございました」とみんなで心を込めて口にします。
まずは、楽器の構え方から。楽器をやさしく取り上げ、口元まで流れるように運びます。
演奏のあともすぐには気を抜かず、ひざの上におろすところまで。流れるような動きをきちんと覚えましょう。
 

楽器を吹いてみます。フーッ、スーッ……。なかなか音が鳴りません。
吹けば音が出るリコーダーとはちがって、最初は少し苦しいかもしれません。でも、音が鳴れば息も楽になると先生。
「篠笛には、コツがあります。でも、みんな、口のかたちも厚さも違うでしょう。ですから、そのコツは人それぞれなのです。自分の“鳴る位置”というものが必ずありますから、それをしっかりと探しましょう」
先生に見てもらううちに、音が出るようになりました。

お稽古の終わりに「何か質問がありますか?」と先生から。
「息が長く続かないのですが……」「息が足りないのね、それは練習すれば続くようになりますよ」
「口がかわいて、吹きはじめるときが大変です」「それは練習と慣れですね」
「篠笛をすっと持ち上げて、ちょうど口の位置に合わせるのが大変です」「それは慣れなので繰り返し練習することですね」
と、すべて“練習”という答えになってしまいましたが(笑)、大丈夫、先生方がついていますから、いっしょにがんばりましょうね。」
少し緊張した面持ちだった子供たちも、みんな、思わず笑顔になりました。