2022.11.04

新宿文化センターでのお稽古はじめ<箏曲> 

澄んだ秋の空気と残暑の日差しが入りまじる10月16日。
立川に続き、新宿区立新宿文化センターでの箏曲[新宿]コースのお稽古が始まりました。お稽古会場は4階ですが、障子の戸をあけると庭園の緑が目にとびこみます。

はじめに、指にあわせて“箏爪”を調節してもらいます。
自分だけの箏爪は、なんだかうれしいもの。ともにお稽古にのぞむ相棒ですから、大切に扱ってくださいね。新品のお爪はちょっと痛いけれど、ここは我慢(がまん)のしどころです。
新宿コースも生田流。生田流の爪は四角いかたちで、角(かど)を使って絃を弾きます。
箏曲のお稽古では、本来、畳(たたみ)のお部屋に入る前に手を床についてごあいさつをしますが、いまは感染症対策のため立ったまま一礼します。
 

開講式に出席した人は、先生方が歌をうたいながら演奏していたことを覚えていますか?
箏曲は、おことを奏でながらうたう曲も多く、歌は大切な一部です。マスクがちょっとつらいけど、大きな声を聞かせてください。
この日は「さくら」の楽譜が渡されました。
「みなさん、この曲を知っていますか?」
……」 どうやら、知らない子のほうが多いみたい。
「お稽古のときは、楽譜を見ません。うたと指づかいはおうちで練習して覚えてきましょう。日本の伝統的な曲ですので、知らない人はおうちの方に聞いてみてくださいね」
 

もともとは、子供がおことを習い始めるときのために作られた曲だそうです。
♪(歌詞)さくら さくら やよいの空は 見わたすかぎり……
絃を順に上がったり下がったりして音を出してみると、いつのまにかメロディーになっていました。
お稽古のおわりも、大きくはっきりとした声でご挨拶します。
“やよい”とは3月のこと。発表会まで子供たちの成長に期待がふくらむ、お稽古初日でした。