GEIDANKYO 公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会[芸団協] 芸能花伝舎 沖縄県

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2016.10.11

アーツマネジメント研修派遣 平成28年度研修者決定通知交付式を執り行いました

アーツマネージャー育成事業では、平成26(2014)年度より、県内で開催する座学「アーツマネジメント講座」と並行して、劇場や芸術団体での実務研修の機会を提供する「アーツマネジメント研修派遣」を実施しています。


平成28(2016)年度の「研修者決定通知交付式」が、去る8月30日に、沖縄県庁にて執り行われました。

この日は、平成28(2016)年度 第1期募集にて選定された砂川政秀さんに、沖縄県文化観光スポーツ部文化振興課・茂太強課長より、研修先、研修期間が記された決定通知が手渡されました。

砂川さんは、公益財団法人沖縄県文化振興会の職員として勤めていましたが、一念発起して、この研修に応募されました。

砂川さんは、2016年9月から2017年2月までの約5ヶ月半、KAAT神奈川芸術劇場て研修を行います。

 

研修開始に向けて、茂太課長からは、

「アーツマネージャー育成事業は、沖縄にある文化資源をきちんと活用し、磨いていく、そうした企画・運営に携わる人材が不足しているからこそ、つくられた取り組み。
研修に行って、いろいろなノウハウを身につけ、ネットワークを広げ、沖縄に帰ったら自分が沖縄の文化芸術を支える一人として活躍するんだ、という気概を持ってがんばってほしい。
自分に投資されているということを考えながら、一生懸命やってほしい。」

と、激励の言葉がかけられました。

 

また、事務局である公益社団法人日本芸能実演家団体協議会・福島明夫 常務理事からは、

「沖縄と首都圏では、人口も環境も違う。どうやって人に文化芸術を広げていくか、やり方も様々あるけれど、その中で沖縄と共通するものは何か、違うものは何なのか、研修を通して発見してほしい。
また、劇場は様々な人が、自身の表現を追いかける場所。
どんな表現が今の社会に存在していて、どんな人たちが創作に取り組んでいるのか、臆することなくいろいろな人たちと積極的に交流をしてほしい。
自分が若いころには、こうした(研修などの)機会はなかった、非常にいいチャンス。ぜひ勉強して。」

と、あたたかい言葉が向けられました。

 

いよいよ研修開始にむけて実感がわいてきた砂川さんからは、

「幼少から続けてきた琉球舞踊を通して見てきた沖縄の舞台芸術の世界、10代から始めた芝居から見た世界、そして今、財団の職員として見ている世界と、視点が変わるごとにいろんな見え方がある。
多様なジャンルがあるなかで、みんながそれらを渡り歩くというか、お互いを認め合える環境作りをしていきたい。
特に、舞台芸術に関わっている人と、一般の方々をどうつなげていくか。地域の人たちとも、どう手を組んでいけるか。
神奈川芸術劇場で実践された事例について、それがどのような効果をもたらしたか、そうしたところも勉強したい。
自分なりのやり方で、これからの沖縄を盛り上げていける人になりたい。」

と抱負を述べられました。

 

研修に挑む砂川さんに、ご期待いただくとともに、どうか励ましとご協力をよろしくお願いいたします。

 

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