GEIDANKYO 公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会[芸団協] 芸能花伝舎 沖縄県

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2017.01.05

アーツマネジメント研修派遣 平成28年度第2期研修者決定通知交付式を執り行いました

アーツマネージャー育成事業では、平成26(2014)年度より、県内で開催する座学「アーツマネジメント講座」と並行して、劇場や芸術団体での実務研修の機会を提供する「アーツマネジメント研修派遣」を実施しています。

平成28(2016)年度の第2期募集で決定した研修者への「研修者決定通知交付式」が、去る11月24日に、沖縄県庁にて執り行われました。

★DSC01385この日は、平成28(2016)年度 第2期募集にて選定された犬塚拓一郎さんに、沖縄県文化観光スポーツ部文化振興課・茂太強課長より、研修先、研修期間が記された決定通知が手渡されました。

犬塚さんは、2016年12月から2017年2月までの3ヶ月間、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)が手掛ける「三陸国際芸術祭」を中心とした研修のため、岩手県大船渡市に滞在します。


研修開始に向けて、沖縄県の茂太課長からは、

「研修を通して、地域との関わり方も含めていろいろなノウハウを身につけ、ネットワークを広げ、研修後は沖縄の文化芸術を支える一人としてぜひ活躍してほしい。」

と、激励の言葉がかけられました。



また、本事業の事務局を務める公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]の増山事務局長からは、

「事務局として、よりよい研修が実現できるよう引き続きサポートしていく。沖縄との気温差も大きい季節の研修となるので、体調にはくれぐれも気をつけて、ぜひ頑張って。」

と、挨拶しました。

 

 

犬塚さんは、沖縄市在住で、作曲活動を行う音楽家でもあります。
今回の研修は、芸術祭の開催時期だけでなく、地域の人々が芸能と日常的にどのように関わっていけるか、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)を拠点に、地域との関係やネットワークづくりのノウハウについて、音楽を通したプログラムの企画・実践をまじえながら考える計画になっています。

「音楽を通して、地域の人たちが主体的に参加できるようなワークショップなどを実践してみたい。
また、3ヶ月でどこまでできるかは分からないけれど、音楽の側面から“生活”にも着目したい。生活のなかでの音、音楽、そして震災後の生活と音・音楽がどう結びついてきたのか。きっと、芸能の源になっている部分があると思う。自分なりに、音楽として掘り下げてみたい。
三陸地方は妖怪伝説が多くある地域だが、これも音から生まれた部分があるのではないか、音・音楽から地域の記憶をあぶりだしてみたい。」

と、意欲を述べられました。

研修に挑む犬塚さんに、ご期待いただくとともに、どうぞ励ましとご協力をよろしくお願いいたします。

■平成28年度研修者一覧
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