GEIDANKYO 公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会[芸団協] 芸能花伝舎 沖縄県

HOME

2018.02.01

アーツマネジメント研修派遣 平成29年度研修者決定通知交付式を執り行いました

アーツマネージャー育成事業では、平成26(2014)年度より、県内で開催する座学「アーツマネジメント講座」と並行して、劇場や芸術団体での実務研修の機会を提供する「アーツマネジメント研修派遣」を実施しています。

 平成29(2017)年度の募集で決定した研修者への「研修者決定通知交付式」が、去る10月16日に、沖縄県庁にて執り行われ、沖縄県文化観光スポーツ部文化振興課・下地誠課長より、研修先、研修期間が記された決定通知が手渡されました。

研修者の福島千枝さんは、2018年1月から2018年2月までの2ヶ月間、(公財)新潟市芸術文化振興財団(りゅーとぴあ新潟市民文化会館)で、主に財団所属のNoismの制作に関する研修を行います。

玉城里奈さんは、2017年11月から2018年2月までの4ヶ月間、(株)TEAM SPOT JUMBLEの制作実務に関する研修を行います。 

研修開始に向けて、沖縄県の下地課長からは、「研修は、皆さんが経験を通して専門家をつながり、スキルを磨く絶好の機会となります。研修先で貪欲に知見を広げ、自己研鑽に励み、研修終了後は、将来の沖縄県全体の文化芸術を牽引する人材になることを期待しております。」と、激励の言葉がかけられました。

また、本事業の事務局を務める(公社)日本芸能実演家団体協議会[芸団協]の米屋部長からは、「アーツマネジメントに正解はなく、30年近くこの世界にいる自分も毎日悩み続けています。その中で工夫し続けることが必要なことだと思います。研修では、普段と違う環境で新しい経験をすることになりますので、まず健康に気をつけて、そして困ったことがあれば気軽に事務局に相談して、決して一人で抱え込まずに頑張ってください。」と、挨拶しました。

研修にあたり、琉球舞踊の実演家でもある福島千枝さんからは、「実演家であり制作も行うなかで琉球舞踊のマネジメントの弱い部分がある。私は、実演家だからこそできることがあると思っており、セルフマネジメントも含めて、琉球舞踊の魅力を県外の人、世界の人に見ていただけるよう、日々努力し、沖縄の為に還元していきたい。」と、意欲を述べられました。

玉城里奈さんは、朗読劇や演劇に役者として参加しており、「大学生から朗読劇や演劇をはじめ、日に日に悩みが増え、働くことと芸能・文化がリンクしないことに問題意識があってアーツマネジメントに興味を持った。研修を通して沖縄での演劇をどのように盛り上げていけるのか考えたい。」と、抱負を述べられました。

研修に挑む福島さん、玉城さんに、ご期待いただくとともに、どうぞ励ましとご協力をよろしくお願いいたします。

 

■平成29年度研修者一覧

 

 

 

 

一覧へ戻る

ARCHIVES