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2017.03.31

アーツマネジメント講座2016 講座⑥『観客をつくり出す①~企画・宣伝力を磨く』11月7日レポート

講座6と講座7は、2日間にわたり「観客をつくり出す」をテーマに、たくさんの人に公演に足を運んでもらうためにどうするか、広報・宣伝・広告の在り方を探ります。
まず、講座6では、編集者の伊藤総研さんを迎え、人の関心を引く企画立案、ターゲットの想定、宣伝戦略をポイントに、キャッチコピーづくりの実践を交えて、情報の届け方を考えました。

企画・宣伝は、「クライアントの課題を編集という技術で解決する仕事」と言えます。
クライアントの課題、つまり売り上げを伸ばすためにどのような告知・宣伝が必要か、もっとも効果的な解決策を提案していくためのポイントは何なのか?

企画を伝えるために、まずは、誰に何を伝えるかをしっかりと考えることが必要です

これは、公演やイベントなどを企画するときにも同じことですね。
どんな人に来てもらいたいか、そのためにどんな人へ公演の情報を届けるか。
観客動員を増やすために、チラシやウェブサイトで公演情報を届けるために、企画段階から考えなくてはいけないことではないでしょうか。

後半は、受講者一人ひとりが、自身の団体・会館・活動に興味を持ってもらえるよう、魅力的なキャッチコピーをつくるワークショップ。
皆さん、頭を悩ませながら、自身が関わる芸術活動や施設のアピールポイントを書き出しながら、「人に伝える」ことを実践しました。

受講者からは、「自分をまったく知らない他人に、どんな言葉にすればそれが伝わるのか、想像しながら考える作業は、自身の活動や施設についてあらためて考える機会にもなった」という声がたくさん聞かれました。

この作業を通して、講座5での石田麻子氏の、「芸術団体は自分たちの芸術の価値を常に言葉にして伝えなくてはいけない」ということの重要性をあらためて実感することにもなりました。

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講座6 観客をつくり出す①~企画・宣伝力を磨く

【日時】平成28年11月7日(月)18:30~20:30
【講師】伊藤 総研(編集者/ディレクター)
【会場】浦添市産業振興センター 結の街

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